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日々徒然

「時間の大切さ」=「命の有限性」を一度でも感じたことがある人は生き方が変わる

大切な人たち、人生で関わっていきたい人たちと一緒に関われる場があったら良いな。
という想いからフラクタルでは仲間が増えていっています。

一期一会。

「時間の大切さ」を説く本は世の中にたくさんありますが、本当の意味で時間が大切だと感じて生きている人というのは、実はそんなに多くはない。

「時間がない」と言いながらも、結局は昨日と同じ今日を過ごし、明日も今日と同じ時間を過ごしていくのです。

僕の経験則ですが、本当の意味で時間の貴重さ、大切さを感じながら生きている人というのは、それまでの人生で「死生観」に触れた経験がある人です。

死生観に触れた経験がある人というのは、まさしく「命の有限性」を感じたことがある人だということです。

人間というのは不思議なもので、どうしても目の前の「当たり前」に流されてしまう。
本当の意味で「命は有限である」ということを感じるのは、病気をしたり、大切な人とのご縁が途切れそうになったり、経済的な山谷を経験したりと、自分の価値観が大きく揺さぶられて初めて「自分の今があるということは当たり前ではないのだ」ということを痛感し、明日からの生き方を見つめ直すこととなるのです。

僕自身の経験で言えば、16歳、高校2年の夏に脊髄の病気をし、高校生活は後半半分はほぼ学校に通うことができず、20歳になるまでの4年弱もの間の闘病生活が、僕自身の価値観を大きく形成するきっかけとなりました。

別に被害者ぶるわけではありませんが、10代後半という多感な時期に、死生観を大きく揺さぶられて、自分自身の生きる意味を考え直したり、古今東西の本を読み漁って自分自身と向き合ったりしたことは、僕自身をとても大きくしてくれました。

時間は命の断片である。

本当に大切なのは、どこまでも「誰と時間を過ごし、誰と一緒に生きていくのか」ということなのだと。

仕事という1つのコミュニケーションツールを通して、一緒に関わりたい人たちと、何かをやっていく。
その「何か」というのは究極のところ何でもよくて、ちゃんとそこには自分たちが大切にしたい想いがあって、誰と向き合っていくのかということでしかないのだと僕は思うのです。

弊社も関わる人たちが1人、また1人と増えていっていますが、その軸にあるのは「一緒にいろんなものを共有していきたいと思える人たち」ということ。

クライアントも同じで、一緒に何かに取り組むことができる方々と、長く向き合ってありたい。

フラクタルのHPのトップページに書いた「最後の泥沼までお付き合いいたします」というメッセージは、まさしくそんな想いが込められているのです。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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