時代を越える原理原則と向き合う

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日々徒然

元・〇〇の肩書きで勝負しない

自分の名前で勝負しようと思う人、20代後半や30代前半で、独立起業をしようと思っている人向け。

ちゃんと地力で実力を磨いていくことは何よりも欠かせない。

元・〇〇という肩書きで勝負するのは、〇〇業界で通用しなかった人。
これはもうちゃんとした会社で勤めたことがある人は、全員わかっている。

元・〇〇の肩書きが通用するのは、その会社を辞めてから1年以内。
それ以降でひたすらにその肩書きを連呼していると、ちょっと痛々しいかな。

もちろんダメじゃ無いんだけど、元の会社の看板で勝負しているということは、その看板を背負った会社員時代の自分を越えられなかったんだなって思われる。
サラリーマン時代にも会社の看板にしがみついて、サラリーマンを辞めた後も会社の看板の恩恵を受け続けるの・・?って。

せっかく独立起業をしたのなら、やっぱり自分の名前で勝負できるようにならないと面白く無い。

じゃあ、どうすれば良いのかという話。

それはもう、細分化していく。自分の強みは「なんでもできる」じゃなくて、まずは1つの実績を作る。
1つの実績を作ると、それが1つの尖りになる。

間違っても普通の会社員で、大企業の管理職クラスを経験したからといって、そのスキル経験を「求めている中小企業に向けて提供する」とか思ってはいけない。

例えば「元・〇〇会社の営業部長」とか「元・人事部長」とかの肩書きで勝負する人。
「営業力には自信があります、マネジメントもできます」というのは全部嘘。

そんなスキルや経験は、市場価値はほぼゼロに等しい。

大企業の管理職に上がると、市場価値はほぼゼロだから。実際に価値を発揮しているのは、その会社の20代後半からせいぜい30代前半くらいまで。課長や部長といった管理職の高い給料は、30歳前後の人たちが稼いできている。

由緒正しき大企業の30歳前後で、抜群に仕事ができる人というのは、本当に抜群に優秀。

そして本当に優秀であれば必ず、どこかで必ず、組織から飛び出る。
どれほどの大企業であったとしても、60歳までサラリーマンで居続けるというのは、本当に優秀な人材にとっては耐えられない。今はその年齢が60歳から35歳〜40歳くらいまで下がってきているように思える。

「え、40歳までこの会社のサラリーマンでいるの?無理、、(ゾッとする)」
と思って、35歳くらいまでにはサッと独立をしていく。

勇気がなくて辞められずに、結局いくつになっても年収800万円〜1,000万円くらいで終わる人もいる。
サラリーマンの構造上、年収の上限は(例外を除くと)1,200万円くらい。

でもそのレイヤーというのはごくごく一部の人と知っているので、世の中の大半の人は、30歳で年収600万円、40歳で年収800万円を目指して頑張るわけです。

ちゃんと自分の名前で勝負できるようになると、年収2000万円くらいはサッと通過しちゃうんだって。ようは競技が違うのです。

何を目指すのかによって、戦い方も変わってくる。どのコースを目指すかは、好き好きだと思います。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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