時代を越える原理原則と向き合う

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日々徒然

「考える」とは何か

世の中のお困りごと、企業の問題や課題には「正解のある問題」と「正解のない問題」に分かれます。

コンサルティングでフィーをもらうということの本質は「正解のない問題」に対して、考えて、クライアントと二人三脚で進んでいくからこそ、そこに価値があるのです。

企業の経営者には「正解のない問題」が日々たくさん生まれ、経営者の仕事はその1つ1つに自分なりに答えを出して、決断していくことなのです。

正解のない問題に対しては「調べる」ということができません。
調べるというのは「正解のある問題」=「マルかバツか」がはっきりしているということです。

世の中に出ると、なんでもありの総合格闘技になります。
なんでもありだから、答えも正解もない。自分で問いを立て、自分なりの答えを出していく必要がある。

正解のない問題に向き合うからこそ、「考える」ということが重要になるし、経営者の人たちは自分なりに考えた後、この人ならどう考えるのか?という「意見」を求めて経営コンサルタントに依頼するのです。

正しさではなく、「意見」であるというのは、ようは「私はこう考える」ということです。

考えるというのは、論を明確にするということ。
何をどう考えたら良いかわからないものに対して、考える軸を作るのもまた、大きな価値になります。

上の発想は、ちきりんさんの新作「自分の意見で生きていこう」に論が提示されているもの。名著でした!

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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