伸びている会社やサービス名というのは、概して覚えやすいし、その逆もまた然り。
何度も会社名を間違えられて「すみません」と訂正し、言い直すことをやっている会社というのは、それだけで0.1ミリずつ、信用をなくしている。
僕自身が会社員時代、何度もそれを経験した。
大企業だったので統合による社名変更や、新サービスのリリース、あるいは過去サービスのブランド変更などを何度も経験したが、毎回名前が変わるたびに「わかり辛い」と社内外から声が上がるのだ。
色々と凝ったデザインではあるし、ブランドの成り立ちなどの説明がある。
イチ社員としては、社内外の人たちに毎回その説明を行うわけだが、さっぱり伝わらないという顔をされる。
本音を言えば、いちいち面倒くさい説明をしなくても、一発で覚えられる社名、サービス名にすべきなのだ。
名前を間違えられるのは、言い間違える人が悪い。ということになっている。
間違えられた側の人は、なぜか得意げな顔をして「間違っていますよ、正しくはこうですよ」とドヤ顔で語り、間違えた方は「あ、すみません」というやりとりを永遠と繰り返していく。
これは100%、覚えられないネーミングにした側が悪い。
世の中で最も罪が重いのは、無意識のうちにやらかす罪。
ロングセラーであり続ける会社やサービス、商品名というのは得てして名前が覚えやすい。
会社名は5〜6文字がせいぜいだろう。究極は「リクルート」という会社。
あなたの会社やサービス名は、覚えやすく、一発でイメージがつく名前だろうか?
それで一生変わってくるのであれば、そこに知恵を注ぎ込むことを避けてはいけない。
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