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起業の心得

自分なりの公式を作る

起業の心得」というカテゴリーで、事業を興す時に考えていたこと・考えていることをメモ的に随時投稿していきます。

独立開業をしたり、事業を興すうえで、会社員時代にやっておきたいことが「自分なりの公式を作る」ということ。

X:自分にできること、得意なこと。=才能
Y:世の中の変化、求められていること

この2つの変数の組み合わせで成り立っているわけで、ビジネスモデルをどうするだとか、マーケティングをどうするだとかはその後の話。

Xの中には「誰をお客さんとして」「何を提供するのか」ということも含まれる。

フラクタルの場合は、コンサルティングを提供するのは35歳〜50歳くらいのオーナー経営者。僕自身と同世代ではないけれど少し上の世代。

Yは会社員時代の時間とお金(ベーシックインカム)があるときに、自分なりの分析をやっておきたい。数年単位である領域の変化が見えるはず。独立開業して「よーし、今から市場分析するぞ」では遅い。

自分なりの公式を作るというのは、この2つの変数の組み合わせを自分なりに見つけるということ。もちろん解は1つではないし、答えが「解無し」というパターンも無限に存在する。

学生時代のテストで、たまたま書いた答えが、たまたま正解することもあるだろう。
それはXもYも分かっていない中で、たまたまやってきたことがYの変化にぶつかって、たまたま当たったというパターンと同じ。

新規事業でも開業でもなんでも良いけれど、この「たまたま当たった」というパターンが一番まずい。
なぜならYは数年単位で変化するわけだから、2回目の正解はあり得ない。ようは再現性がないビジネスになってしまう。公式がわからないまま、答えを書いたらたまたま正解したパターンがこれ。

ビジネスの話だけではなく、人生も同じ。

自分の才能(X)が分かっているなら、あとは勝負の土俵選びを間違えなければ良い。

例えばクライアントワークに向かない人でも、価値発揮できる役割を見つければ良い。見つからなければ作れば良い。

勝負の土俵選びの話は前のブログで書いているし、一貫して伝えたいメッセージの1つ。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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