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営業力を発揮できる先が無い

受託(コンサルティング)業の商流について、考え続けた結果、以下の図解の結論に至っている。

まず、受託業(コンサル業)というのは大きく「営業」と「納品」の2つに分かれる。

そしてさらに営業は「見込み顧客を作る」と「商談(クロージング)」に、
納品は「オペレーション」と「アップセル&クロスセル(付加価値をつくる)」の2つに分かれる。

受託業の生命線は「営業」であるというのは実際にやったことがある人であれば、その難しさを痛感しているはず。

「複業で受託をやりたい」とか「将来は個人事業としてフリーランスでやりたい」とかフワッと考えている人は、「自分は〇〇ができる」とか「スキルが」とか思っているはずだが、そもそもそのスキルを発揮する相手と場所がないというのが、受託業の永遠の悩みなのだ。

特に、商談やクロージングに自信があるという人は、実はその営業力を発揮する相手がいない、というのが大きな課題。

ようは営業フェーズでは見込み顧客がいないという大問題に直面する人が9割。

見込み顧客を作ることができない人が大半であり、例え法人営業やコンサル業界経験者であったとしても、個人の名前で仕事をして初めて「営業をする相手がいるのは、会社の看板が99%だったのだ」と気づく。

「いや、自分は法人顧客の開拓をやっていた」という人も、それができたのは99%以上が会社の看板というブランドがあったから、と遅ればせながら気づくのだ。

自分なりの、自社なりの「見込み顧客を集め続けられる仕組み作り」こそ、継続の生命線になる。

いわば独自のマーケティング・サイクルだ。

そしてもちろん「営業ありき」ではなく、既存のクライアントへの納品、価値発揮こそ受託業の絶対条件で、期待値の101%以上をやり続ける。その結果、受託としての信頼を積み上げることができるし、そこで初めてリピートと紹介が発生するようになる。

ビジネスの本質は「リピート」と「本質」

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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