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起業の心得

「キャンペーン」や「今だけ特典」は絶対にやらない

起業の心得」というカテゴリーで、事業を興す時に考えていたこと・考えていることをメモ的に随時投稿していきます。

「キャンペーン」や「今だけ特典」は絶対にやらない。

戦略的なアライアンスで、紹介元へ手数料を返すことはあっても、「〇〇さんの紹介なら安くしておきます」というのもなし。

友人価格というのは、百害あって一利なし。

もちろん初期の頃に実績を作るために、勉強価格で仕事を受けるというのもアリだと思う。でも、それを人に押し付けちゃいけないよ。

初期こそ新規開拓は大事というのは十分にわかるが、多くの会社が年がら年中「キャンペーン」や「今だけ特典」を連発している。本当に感心させられるほど頭が悪いなと思ってしまう。

僕が元いた人材業界も、割引のオンパレードだったし、別に業界問わずだと思う。
店舗系もクーポンのオンパレードだよね。

エルメスやオーデマピゲが「キャンペーン」をやっていたら、あなたは購入したいと思うだろうか?

開き直って「うちの会社は、尊敬されないでも良いから薄利多売でやっていくんだ」というのであれば、年がら年中バーゲンセールを開催したら良い。数ヶ月もしたらしっかりとそうなる。

なぜ、キャンペーンや値引きが良くないのか。

利益を薄くするから、ではなくて、それまでの正規料金を払ってくれていたお客様を裏切る行為だから。

今までの既存顧客を全て敵に回してどうするの?

「今だけ」「ここだけ」「安くしておく」は全て、そうじゃない人たちを敵に回す行為だと知ろう。
そして、それは必ず巡り巡って自分たちの首を絞める。自分で自分の首に手をかけているのだから当たり前の話。

「新規入会キャンペーン」とやっている会社とは付き合わないと決めるだけで、ずいぶん身軽になるんじゃないかな。

じゃあ、どうするかって?

それを考えるのが独立するということであり、経営者の仕事はいかにその仕組みを作るかでしょ。

そうじゃないなら、独立や経営者は向かない。
悪いことは言わないから、意思決定をしてくれる人の下で働いた方がよっぽど良い。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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