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時間の考え方

集中力が1分未満の親から生まれた子どもたちは悲惨

マーケティングをする側の観点に立てば、世の中のコンテンツ消費は恐ろしいくらいのスピードで「ショート化」に流れているわけで、動画もSNSもあらゆるコンテンツを「短く、わかりやすく」することが求められている。

ようは世の中の消費者の頭が悪くなっている方向へ向かっている。政治で言うところのいわゆるポピュリズム化。これは提供者側からすると粗製濫造の時代である。

ちょうど1年ほど前にも個人ブログで同じような記事を書いた。

http://yuttie.xsrv.jp/entry/2024/01/07/post-10847/

オンライン時代の集中力とは

コロナが明け、人々が社会復帰した2024年。

オンラインとオフラインが入り混じった社会であるのは東京だけで、それ以外の多くの道府県においては「コロナ以前のオフライン」をベースに、「少しだけオンラインが合わさった」時代になったといえよう。ハイブリッドで働くのは一部の大企業だけであるし、さらにいえば企業は出社回帰をしている。またコロナ以前の働き方に戻っていくと思う。

ただし仕事のやり方は変わった。zoomなどのオンライン会議、Slackなどのチャットツールの普及は大きい。

これまで以上に大量のメッセージと通知が飛び交う時代になって、多くの仕事がこなせるようになった利点もありつつ、集中力を持って何かを生み出せる人はどんどん減っていく。

僕らのように知恵で稼ぐ領域、コンテンツを生み出す人たちの希少価値というのはますます高まっていく。

フリーランスや独立組で仕事をしている人たちは、どこまでいっても時給という概念がついてまわるのだが、1週間のうち数時間でも時給という概念から離れた集中する時間の確保は、未来への投資として非常に大切になってくる。

ただでさえ週7日、チャットベースで仕事をするのが今の時代のフリーランスだと思うが、ボールを打ち返すことだけをしていては何かを生み出す側には回れない。

大きな目で見れば「集中力が1分未満の若者世代」と変わらない構造になってしまうのだ。

やっぱりコンテンツは最強

2024年は改めてショート動画、TikTokの全盛期時代だったように思う。
TikTokで流れた曲、流行ったムーブが若者に広がっていく。

2025年、ないし2020年代後半にかけてのここ数年は、そんな中でもしっかりとした良質なコンテンツに人とお金がより流れていく時代になる。

少しまでまでの「情報」の考え方はこうだった。
このインターネット時代、情報そのものには価値がなくなってきており、情報から生み出す知恵にこそ本当の価値がある。

しかし今の時代はこうだ。
知恵自体も無料で公開されるようになってきたこの時代、情報をベースに知恵を付与し、さらに体験やオリジナリティをもとにコンテンツに昇華させられる人がさらに強い。

やっぱりコンテンツを生み出し続けられる人は強い。

僕ら自身もしっかり稼いで、それを体験に投資し、知恵が溢れ出るコンテンツを作り続ける。

このメディアはそんな場所でありたいと思う。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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