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日々徒然

映画「火垂るの墓」を観て思うこと

昨日、TVで「火垂るの墓」を放映していた。
終戦から80年の節目に、7年ぶりに地上波で放送されるということらしい。

「火垂るの墓」の舞台が関西、
兵庫県の神戸市と西宮市を舞台にしたものであると、初めて知った。
(言われてみればちょっとだけ関西弁だったかも。。)

作品自体は1967年に書かれた小説が原作で、88年にアニメとして映画化。

中身についての見解はさておき、
戦争モノの映画の中でこれだけ長く人々に受け継がれているものは珍しいし、
僕自身も幼少期時代に見た記憶を思い返しながら見ていた。

いま僕は関西とを行き来しながら仕事をしている中で、
神戸市も西宮市も阪神淡路大震災以降の綺麗に復興された街しか知らないわけだが、
映画に出てくる街並みの描写と人々の人間模様が心に刺さって、
何とも言えない気持ちになる。

「火垂るの墓」は戦争の悲惨さなどをメッセージにしているのではなくて、
「人間関係の大切さ」を描いたものなのではないだろうかというのが僕の見解。

翻って自分ごととして今の時代、こうして飢えることもなく、
明日の寝床に困ることもない豊かな日本で暮らしている僕ら自身が、
どう生きるのか。

僕自身は沖縄県に生を受け、
沖縄戦を経験した祖父母世代からそのDNAを受け継いでいる身として、
社会を良くすることの使命を背負っている自負がある。
せっかくこうしていろんな企業や人の事業を知恵で後押しする生業をさせてもらえる才能を授かったのだからそれを最大限活かして世の中に貢献したいと、
嘘偽りなく思う今日この頃。

「まずは自分や自分の周りの豊かさ」を求めていた時代もあった。

でも、承認欲求が満たされていまもう1つ上の「自己実現」として思い描く世界は、やっぱり黒子として知恵を通して世の中を変える、
よくする仕事をしたいということ。

表立ったリーダーになる器ではないけれど、
その人たちに思考で影響を与える存在でありたい。

そんなことを考えています。
いつも僕らと関わってくださって、ありがとう。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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