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起業の心得

受託をやりたい独立(複業)志望者は、泥臭いところから逃げてはいけない

ちょうど1年ほど前に「店舗を作る前に、まずは路面で売ってみよう」という記事を書きました。

これはまさに商売の本質で、店舗戦略だのマーケティングだの言っている人の大半は、市場に出て稼ぐ力はありません。

一円を稼ぐことが一番難しいのですから、まず売ってみることです。

大企業にいる人たち、その中でもコンサルティングを名乗るような部門にいる優秀な人たちは、実はこの「まずは自分の足でやってみる」という感覚が弱い人が多い。

実はエリートで頭の良い優秀な人であるほど、この地力をいく姿勢が圧倒的なバリューを生みます。

フラクタルもコンサルティング会社ではありますが、上から目線でクライアントに対して「ここが課題だ」とか「こうあるべきだ」という論を振りかざすことは絶対にしません。

よく言われる「伴走支援」とか「ハンズオン型」というのともちょっと違います。
かっこよく言えば良いというものでもない。

泥臭いところにちゃんと向き合うところに希少性があると考えています。
なぜならば、大半のコンサルティング会社というのはその部分を放棄するから。

かと言って、何でもかんでも泥臭ければOK、頭で考える前にまずやってみればオールOK、というものでもありません。

大切なのはあくまでもビジネスの構造を理解し、クライアントのビジネスモデルがわかり、何が利益に直結するのか?自社でやるのが難しい領域は何なのか?といったところを理解した上で、その部分を愚直にやっていく。

基本的には地頭が良い人でなければ、新しい業界や企業に入り込んで、要点をパッとキャッチアップする必要があるわけで、鈍臭い人がテンポ良くやっていくのは難しいわけですから、そこはあくまでも経営コンサルタントとしての資質が必要。

複業だとかフリーランスで、自分一人が会社員の給与以上に稼ぐくらいであれば、自分というリソースを売ればそう難しくはないのです。

起業、独立の一歩目を考えるのは、まずはそこからではないでしょうか。

泥臭い部分を愚直にやり続ける人こそカッコ良い

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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