時代を越える原理原則と向き合う

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日々徒然

必ず一段上の視座で論点を出す

PMとして、経営者として関わってくれているメンバーや、何よりもクライアントに向けても同様で、必ず会話している階層より一段上の論点を出すことを徹底する。僕の役割だと思っています。

僕よりも優秀なメンバー、アウトプットが優れたメンバー、経験豊富な先輩はたくさんいますし、そういった人たちに積極的に関わってもらう環境を作るのが、経営者の一番大きな仕事です。

自分よりも優秀な人や先輩たちをマネジメントできる器にならなければ、受託業の会社の経営を数年間も続けていくことはできません。

社内で案件の話をする時も、必ず一段上の視座で要求しなければならないですし、それをしなければ意味がないのです。

これはどの会社であっても、あるいはどのポジションの人であっても、必ず一段上の視座で物事を見る習慣をつける。
それが20代のペーペーのうちからでも良いのです。僕自身も若手時代から数段上の視点で会話をしていたし、上司や先輩たちからは疎まれていたはず。

「そんなこと言っていなくていいから、まずは言われたことをやれ」

そう言われる度に嬉しくなると同時に、「そんなこと言わない方がいいけどな」と心配していました。言わなかったけど。

気づけば数年経つと必ずポジションは逆転します。

起業した人が辿る道で、1〜2年後に「メンバーに任せたあと、マネジメントの壁」に必ずぶつかります。

次にマネジメントのコツを覚えてチームっぽくなってきた後に、「メンバーが現場に詳しくなり、自分の価値がわからなくなる」という壁にぶつかるのもほぼ共通です。

経営者はメンバーと「現場の優秀さ」で競ってはいけないのです。

その意味がわかるとより一段、チームが強固になっていきます。

よく言われる「自分しかできないことだけをやる」というのは、体感しないとそこには辿り着けません。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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