11月も半分が過ぎた。
おかげさまで、今月直近で開始する新規プロジェクトが
立て続けにあって、ありがたい限り。
ちょっと最近の(この2〜3週間の)トピックスを書いてみる。
鉄道会社(関西)の新規事業のPMO
鉄道会社の新規事業部門が子会社として、
従来の鉄道関係とは全く関係のない事業に取り組んでいる。
去年くらいからリリースした事業らしいのだけど、
少しずつ認知や露出が増えて、実績もできてきた。
その中で、対企業との折衝しかり、対行政(自治体とか)との折衝しかり、
その事業のメンバーがうまくワークしていくサポートをしましょうということで、
いわゆるPMO的な関わり方をすることになった。
事業責任者の人と会話をして決めた僕の領域は以下。
事業目標・課題
・売上目標達成(XXの強化および安定化+特にコンサルティング分野での売り上げ拡大)
・現場データ、ナレッジの抽出とアウトプット→ツール化、武器化
・コンサルティング事業について(PMをしっかりやる+色を出す、可能性を広げる)
中心業務
・プロジェクトマネジメント
・メンバーのサポート(2B業務の理解&育成に繋げる)
・提案書やツールなどのブラッシュアップ
・現場のナレッジ、示唆抽出などの仕組み
(※そのために提案書各種や案件内容・状況の共有などもろもろ)
いったん始めてみて、その中で見えてきた
課題や状況に応じてぐるぐるさせていく。
今週はそのPJメンバー数名と飲みに行かせてもらい
(フラクタルからも関西メンバーが1名参加)
グッと距離が近くなれたと思う。
関係性大事。
プロジェクトがうまくワークしきれていないとか、
馬力が足りないだとか、そういう諸々を抱えている事業責任者の皆さん。
ぜひフラクタルにお声がけください。
コンサルティング会社の人事制度改定
本件は今月後半に開始するプロジェクト。
一応、複数のコンペになっていたと聞いていたのだけど、
人事戦略とか人事制度周りの案件は、フラクタルは強いし実績も豊富にある。
だからこそ絶対僕らを選んだ方が吉。
コンサル会社なので元々のきっかけは、
そのエンドクライアントさんに向けてパートナー的に動いてくれないか?
という話をしたのが2年くらい前。
そこから特に仕事のやりとりはなく、
時々メールをするくらいの関係性だったのだけど、夏頃に相談の連絡をもらい
「クライアント向けではなく自社の人事制度の相談なのですが・・」
とお声がけいただいた。
そうやって思い出してもらい、
仕事の相談をいただくケースというのも割とよくある話。
僕らは受注前には提案書っぽいものを作ることは多くはないのだけど、
今回は先方社内で関係者が複数いるということ。
および担当者が根回しをしてくださっていたので、
その労力にお応えするために数枚の資料を作って、事業責任者の方との面談。
フラクタルのスタンスとして、
「お手並み拝見」で企画書や提案書を書いて提案して、
みたいなものは絶対に断るようにしている。
始まる前から対等な関係を作っておかないと
絶対にそのプロジェクトはうまく行かないし、先方のためにもならないし、
何よりもフラクタルとしてうまく行かなかった事例を作ってしまう。
メンバーにも申し訳ない。
そもそもコンサルティングという知恵を授かろうとしているのに、
契約前のフィーも発生していない段階で「提案書を書いて」とかいう
図々しい神経が僕には1ミリも理解できないわけで。
(そういう前提が当たり前だと思っている企業は今までもたくさん見てきたけれど、
そのずれているスタンスに気づかないまま中期的には伸びていかない会社になっている気がする)
今回はなぜ、僕らが提案書を数枚用意したかといえば、
声をかけてくれた担当者が事前に色々と社内の調整を含めて根回しをしてくれていて、
そのお手間分には応えないとなと思ったから。
繰り返すのだけど、そういう”人間としての感性”みたいなものは大事にしたいし、
そういう微細なニュアンスを共有していける方々と仕事をしたいと
(自戒の念も込めて)思っている。


細かいところは割愛するけれど、
ざっと上のような与件の整理と、スケジュールの
イメージのようなものを提案させていただいた。
人事戦略系の話は結構相談をいただく。
僕らとしてもナレッジもたまっているし、
僕らの強みで言えば「単に人事・組織がわかる」ではなくて、
事業サイドや経営観点の支援ができること。
人事制度周りの専門家集団やコンサル会社は、
結局のところ人事テーマの分業制になってしまっていて、
事業サイド観点が薄いことにある。
一方で僕らフラクタルのコンサルティングの強みは、
事業開発や営業支援、経営コンサルティング業を生業にしていること。
事業を作る観点で、必要だから組織作りをし、
必要だからそこに制度作りを行なっているわけで、
人事制度ありきじゃない。
おかげさまで月額フィーで3桁万円をいただいているので、
僕自身とプラスメンバーを含めて、バキバキに価値発揮していきたい。
医療クリニックの人事制度案件(×2)
これまた紹介なのだけれど、
関東および関西の医療クリニックを1先ずつ紹介していただいた。
クリニック単体というよりは、
複数の店舗を運用する医療法人さんがクライアントになるわけだけど、
その法人としての人事制度や人事戦略を作っていくというご相談。
医療業界にめちゃくちゃ詳しいわけではないけれど、
過去にも複数、例えば病院の経営再建であったり、
調剤薬局企業の新規事業であったり、後は美容クリニックのご相談もあったな。
病院とクリニックはまた違う力学が働いていて、
独立したクリニックというのは事業モデル上、
一番重要なのは「集客」。
これはクリニックのマーケが得意な人が世の中にたくさんいるのでお任せするとして、
各施策を”経営目線でどう組織に落とし込んでいくか”は
僕らの強みが生きると思っている。
結局はビジネス観点がない専門家集団
(ないしそのサポートやオペレーションをするスタッフ)がいる中で、
その人たちの受け皿を組織として作ることと、経営戦略的な方針
(いわゆる「こういうコンセプトでやっていく」ということ)を、
いかに組織に落とし込んでいくか。
もちろん最低限の業界知識はインプットするけれど、
客観的に見れる視点を僕らが提供するのもまた、
コンサルティングの価値だと思う。
クリニックというのはその地域でどう勝っていくかというのが大事になるので、
結局はコンセプト作りと、それに紐づく施策をどう落とし込んでいくかという話。
単にTikTokで踊っていたら採用できるほど甘いものではない。
医療法人の方でお困りの方は、
一度僕らの話を聞いてみてはどうでしょうか。
大手不動産ディベロッパーのBPR案件
こちらは12月から始まるプロジェクトで、ご成約いただいた。
関西の大手ディベロッパーで、建築部門も持っている。
ディベロッパーなので、各商流の企業のコントロールをしないといけないわけで、
手続きや業務オペレーションが煩雑になりがち。
そのBPR(業務改善)の一環として、
業務整理とマニュアル策定から始めさせていただくというプロジェクト。
数百億円規模の上場企業なので、
これまで外部を活用するなんて発想はなく、
自社だけで完結していたらしい。
だけれども部門の部長さん、そしてその上の執行役員の方が
「自社だけではできないところを外部の力を借りて取り組んでいきたい」
と相談いただいた。
ご英断だと思う。心から拍手を送りたい。
話は変わるけれど、
想像するに、こういう「今までコンサルを活用したことがない企業」が、
社内で一番最初に外部に依頼をする———
いわゆる社内的なファーストペンギンになるというのは、
とても勇気がいることだと思う。
社内で当然、軋轢や反対もあっただろうし、
そこに掛け合ってくれた関係者、
営業をしてくださった本件を紹介いただいた方にも、すごく頭が下がる思い。
こういう地道な、1つ1つ丁寧な努力の積み上げが、
新しい世界を切り開いていくのだと思う。
僕らはその期待にしっかりと応えていきたい。
何をやるかで言えば、当然、現地に赴いて、
関係者に対面でガッツリと個別面談の時間をいただく。
いろんな角度から業務フローや実施事項、
そのフローの分岐に至る背景や考え方まで、しっかりと伺った上で、
アウトプットしていければと思う。
フラクタルで初!地銀と連携
最後のトピックス。
サラッと書くのは勿体無いのでまた別の記事にまとめたいと思うけれど、
初めてフラクタルとして金融機関(地方銀行)と提携を結んだ。
地銀というのは地元の多くの企業を顧客に抱えていて、
金融事業として融資をしたり、経営の相談に乗ったりしている。
その経営相談の一環で、
今はどこの銀行も「コンサルティング」を提供している。
要は経営相談に乗るだけではなくて、
経営改善や業績向上のお手伝いまでも銀行の仕事になっているわけだ。
ところが当然、
その経営改善の支援を行うことができる銀行員というのは多くない。
一部の優秀な人たちがコンサルティング事業部のような
立ち位置で取り組んではいるけれど、数も限られてくるし、
何でもかんでもできるわけではない。
そういったときに外部のパートナーと組んで、
解決していくというのが昨今の流れ。
地元で有名な士業の事務所と組むとか、
オーナー企業向けにサービスを展開するコンサル会社、
あるいは例えば人材紹介会社と組んだり、M&A会社と組んだり、
色々な経営ソリューションを揃えてトータルで取り組んでいく。
今回、関東のある地銀と、
そのパートナー契約を結ばせていただいた。
今後、その地域の企業が経営に困ったとき、
その銀行や既存の提携パートナーでは解決できないときに、
僕らに相談をいただける。
これはフラクタルが過去5年間、
少しずつだけれど丁寧に事業に取り組んできた1つの成果だと思うので、
ありがたい話として、次に繋げていきたい。
*
総じてこの1ヶ月は濃かった。
いま僕らは運気が爆上げ中なので、ぜひ、その運気を使わせてほしい。
自分たちだけ調子が良いのは中期的に見ればマイナスなので、
運気がいい時ほど、周りにお裾分けしていくというのが本質的な考え方だと思う。
ぜひ、乗っかってみてください。
無理な営業はしませんので、まずはご相談メールをお待ちしています。

コメント