時代に流されない「原理原則」を経営者に突きつけるメディア『縮尺』。理念経営のための確かな「物差し」を、フラクタル社メンバーが思考の現場からお届けします。
まず、その商品を路面で売ってみよう。

今日の午後は新宿にあるホテル
「ハイアット リージェンシー 東京」に足を運びました。
まず突き抜けるほど高い天井と広いロビーが印象的。
2Fのカフェラウンジでアフタヌーンティー。
僕の友人であり
これからも是非一緒に仕事をしたいと思っている素敵な人から、嬉しい報告。
以前からずっとやりたいと思っていた事業の第一歩を踏み出すことができたと。
知恵を絞って行動に移し、初のお客様の契約をいただいたと。
本当に嬉しかった。
事業はゼロから一円を稼ぐことが一番難しく、
その次に「稼ぎ続けること」が難しい。
「こんなことをやりたい!」とか
「こういうサービスはニーズがあるのではないか」という計画(という名の半分は妄想)は、
誰でも思い描くことができるのです。
でも実際にその一歩を踏み出し、
自分自身でお客様を見出し、
一円を払ってもらうことが何よりも難しい。
妄想を妄想で終わらせず、
具体的な行動を試行錯誤する人は多く見積もっても100人中1人もいません。
具体的な行動を伴い、
実際に試行錯誤やり続け、
初めて一円を稼ぐ難しさを実感する。
そしてその壁を突破しただけで、
100人中1人の価値を作り出したことになるのです。
有名なTV番組「マネーの虎」の令和版で「令和の虎」というものがあります。
虎と呼ばれる「出資者」、
つまりお金を持っている社長さんたちに向けてビジネスをやりたい応募者が
「こんな事業をやりたい!だからいくら出資してください」とプレゼンをするという番組です。
お金を持っている社長さんたちにとっては、
100万円や200万円の出資自体は大した額ではありませんから、
真剣に向き合っているという番組的なパフォーマンスが99%という前提は一旦さておき。
何よりも興味深いのは
「まずやってみた」「その結果、1人でもそのサービスを買ってもらった」という
応募者の少なさです。
「こんなことをやりたい」という綺麗な(?)事業計画は理解できるのですが、
実際に自分自身で事業をやったことがある人であれば、
事業が当初考えた計画通りにはいかないことくらい百も承知なわけです。
ニーズがあるかないか。
ビジネスモデルとして優れているポイントは何か。
競合のサービスとの差別化は何か。
自分自身がそれをやりたい熱意は何か。
etc..
それらは必要条件であったとしても十分条件ではありません。
まず、売ってみる。
サービスであれば簡易なプロトタイプでも良いので作って出してみる。
本当にお金を払ってまで欲しいと言ってもらえるものなのか、
自分の足で歩いてやってみる。
個人商店をする場合に大切な考え方なのは、
「まず、その商品を路面で売ってみる」ということです。
「お店を出す戦略」から考え出す人が、典型的に事業に失敗するのです。
なぜ「まずは店舗を作って物を売る」という発想が失敗を生むのか
フラクタルでは嬉しいことに、
先週新たな仕事が生まれました。(という記事を書きました。こちら)
一緒に関わらせていただく人は、
昨年度、自分自身で法人を立ち上げた。
その超・具体的な行動こそが熱意です。
その熱意が周りの応援を生むのだと思うのです。
本当に偉そうなことを書いて恐れ多いのですが、
具体的な行動を何もしていない人と関わることは難しい。
一緒にやっていきたいと思える人というのは、
試行錯誤しながらでも、何かにトライしている人。
その情熱は必ず具体的な行動に変わるし、僕らもそうでありたい。
共に咲いていきたいと思う。
愛ある仕事、想いのある仕事をするために、
まずは目先の一円の利益を稼ぐのです。
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