時代を越える原理原則と向き合う

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起業の心得

バックオフィス業務は本当に信頼できる人に依頼する

独立開業ではチーム作り、仲間集めが重要。

「誰をバスに乗せるか」という話は耳タコなわけですが、多くの人は仲間集めの際に「優秀な人」もしくは「自分が扱いやすい人」のどちらかを考える。

でも大体の場合は失敗するわけで、最初のうちは良くても、何かあれば破綻してく。

調子が良い時は良いのだ。「みんなのおかげで」と言えるが、起業というのはそう上手くはいかないわけで。

特に初期の頃の仲間集めで重要なのが「上手くいかなかった時も一緒に頑張ろうと思える信頼できる人」であるべき。これは一択。

フラクタルも創業メンバー3名がいて、僕の他に取締役が1名いるわけだが、このどちらもドン底を共有できうる人たち。信頼関係がないと絶対に上手くいかない。

かといってビジネスにおいて対等というのはあり得ないし、責任の所在が曖昧になるのはよくないので、株式対等とか共同代表というのもまた、やってはいけないパターン。遅かれ早かれいつか破綻する。

仲間集めにおいて重要な考え方というのは別の機会に譲るとして、意外と見落としがちなのがミドル、バックオフィス系の人の採用。

雇用でも業務委託でもどちらでも良いのだけれど、この人配置はかなり重要。
代表が1人で最低限の仕事を生み出せる場合は、バックオフィスの人事は営業やフロント側よりも重要といっても良いくらい。

というのもまだまだ立ち上がりの段階では、「会社」と「代表個人」の境目も曖昧になるし、1つ1つのルール作りをしていかなければならない。もちろんお金の分配を会社と個人で分けていく形になるので、代表個人の生活全てを公開するくらいの話。

財布を公開するくらいの信頼関係がないと、経理などを含めたバックオフィスを人に任せることは難しい。

バックオフィスへは「優秀な人」×「でも出世欲が薄い人」という組み合わせが最高。

フラクタルのコーポレート、経理をお願いしている方は非常に優秀(先回り力が高く)かつビジネスサイドへ言及することはせず、でも提言はしていただける方。会社の初期にこういう方へ関わっていただけると大変心強い。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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