時代を越える原理原則と向き合う

TAG LIST

コラム

覚えやすい社名、サービス名

伸びている会社やサービス名というのは、概して覚えやすいし、その逆もまた然り。

何度も会社名を間違えられて「すみません」と訂正し、言い直すことをやっている会社というのは、それだけで0.1ミリずつ、信用をなくしている。

僕自身が会社員時代、何度もそれを経験した。

大企業だったので統合による社名変更や、新サービスのリリース、あるいは過去サービスのブランド変更などを何度も経験したが、毎回名前が変わるたびに「わかり辛い」と社内外から声が上がるのだ。

色々と凝ったデザインではあるし、ブランドの成り立ちなどの説明がある。

イチ社員としては、社内外の人たちに毎回その説明を行うわけだが、さっぱり伝わらないという顔をされる。

本音を言えば、いちいち面倒くさい説明をしなくても、一発で覚えられる社名、サービス名にすべきなのだ。

名前を間違えられるのは、言い間違える人が悪い。ということになっている。

間違えられた側の人は、なぜか得意げな顔をして「間違っていますよ、正しくはこうですよ」とドヤ顔で語り、間違えた方は「あ、すみません」というやりとりを永遠と繰り返していく。

これは100%、覚えられないネーミングにした側が悪い。

世の中で最も罪が重いのは、無意識のうちにやらかす罪。

ロングセラーであり続ける会社やサービス、商品名というのは得てして名前が覚えやすい。

会社名は5〜6文字がせいぜいだろう。究極は「リクルート」という会社。

あなたの会社やサービス名は、覚えやすく、一発でイメージがつく名前だろうか?

それで一生変わってくるのであれば、そこに知恵を注ぎ込むことを避けてはいけない。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

  1. 久しぶりに事業トップに圧倒させられた話

  2. 経営の方程式について

  3. 2024年、関西拠点ができました!

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP