時代を越える原理原則と向き合う

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日々徒然

サラリーマンに浸かり過ぎると頭が悪くなる

過激なタイトルのようですが、この1行で「ああ、そうだよな」とピンと来た人は、大海に出た経験を持つ人か、もしくはまだ会社員に染まる(要は最適化する)前の感覚、そして最適化された場に対する違和感を持っている人のいずれかのはずです。

その違和感を持ち続けて、えいやっと飛び出ることができた人は、サラリーマン時代というのはいかに頭を使っていなかったのかということを痛いほど感じているはず。

会社員というのはいろんな不思議があります。

・会議を”すること”が仕事だと思っている
・何も生まない打ち合わせをして「じゃあ、そんな感じで」と終わることに違和感を感じない
・経費が無限にあると思っている。出張手当はお小遣いくらいに思っている
・(最近はコロナで減りましたが)移動や通勤も仕事のうちだと考えている
・「これは私の仕事ではありません」「聞いていなかったです」とドヤ顔で言う
・毎月ベーシックインカムとしてのお給料が口座に振り込まれることが当たり前
・賞与は毎年2回あることが当たり前、お給料は毎年上がっていかないと不満に思う
・上がバカでやってられないよというツマミを片手にお酒が捗る
・「部下が使えなくて」と自分のメンバーに対して不満を言っている管理職が職務放棄だと気づかない

などなど。

逆を言えばそういう人たちが99%の中で、必死に知恵を絞っているサラリーマンもいる。
自分自身がいかに頭を使っていないかという危機感を持って、焦燥感に駆られて走っている人もいる。

そういう人たちは遅かれ早かれ、組織を飛び出るのですが、「35年後を目標にして最大限ゆっくり歩こうと思っている人」の側で生きるのか、「10年後を一区切りに今か今と全力疾走する側」として生きるのかというのは、選択の自由、あなたの意思の問題です。

僕は後者の方がカッコいいと思っているのですが、日本においてはありがたいことに「職業選択の自由」というものがあるので、住む場所も生き方も働く場所も、個人の自由で選ぶことができる。

ただ1つ言えることは、人間は環境に最大限適応する生き物なので、コスパ良く燃費良く生きることが正とされている場所に居続けると、頭を使わなくなってしまうものなのです。

会社員であっても自分自身で市場に出る、マーケットで自分自身で値札をつけ、値段をつけられる経験をすると、「このままではヤバい」という圧倒的な危機感を全身で感じるのです。

僕自身はその危機感に全身を貫かれている感覚が心地よい。

この危機感、そして会社員としての違和感を持ち続け、その違和感を自分なりにアウフヘーベンし昇華させることが出来れば爆発するのだと思ってやみません。
その記録の一つとして、感じたこと考えたことをこのブログには綴っていければと思っています。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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