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起業の心得

会社員から独立をする基準って?

会社員から独立をする1つの基準は、勤めている会社の名前が邪魔だと感じ始めたら。

特にフリーランスや個人事業主として仕事をしていてきたい人たちにとっては、人様の商売をお手伝いをしてナンボ。ようは自分自身というリソースを提供する仕事の仕方になります。

独立をする際に大事な事は、いかに自分でお客さんを作ることができるか。
どんなにスキルや経験があっても、お金を払ってくれる人がいなければ自己満足でしかありません。

いわゆる「営業力」が大事になるわけなのですが、独立開業をして営業をしていくというのは、会社から商品やサービスを与えられて営業をするのとは根本的に違う競技なわけです。

自分自身を売っていく必要があり、そこにはビジネス戦闘力だったり、人間力だったり、コミュニケーションだったり(とはいえ会社員としてのコミュニケーションとはまた異なる)、色々な要素が必要になってきます。

自分自身を売ると言っても、スキルや経験自体に価値があるわけではなく、価値があるのは「それらを通していかにクライアントの課題解決ができるか」。そこにつきます。

フリーランス、個人事業主として提供する価値はスキルでも経験でも専門性でもなく、課題解決です。

なので相手に合わせて提供する内容を変えていく必要があるわけですが、これがまた普通の人には非常に難しいわけです。

あなたの市場の値段はいくらか?

自分自身という1人の人間に対して、市場価値としていくらの値札をつけるか。

自分自身にお金をを払ってもらう経験というのを、基本的に会社員はできませんから、上の質問に答えられる人はほとんどいません。

一定ラインを超えると、会社員であるという肩書き(=制約条件)を窮屈に感じ、与えられた商品やサービスを売るよりも、手ぶらの自分自身を売る方が簡単だという感覚に到達したら、1つ独立開業の合図なのだと思うのです。

ここ数年、複業(副業)という働き方が主流になってきています。

会社員として勤めながらもサイドビジネスを育て上げ、目処が見えたら独立という理にかなった考え方も、実現しやすくなってきていると思います。

僕自身の経験と、周りを見ていて1つ「これは独立を考えても良い」という基準は、会社員の場合で月額100万円の収入が見込めた場合。

50万円ではだいぶ厳しくて、「今月は絶不調で月商50万円だった」「平均では月商100万円」という人は、それなりに実力がある人ですから、会社員で独立をしたい人はしても良いと思う。

会社員というのは有難いもので、たとえ年収が400万円であったとしても、成果の有無に関わらず、毎月固定の給料が振り込まれるというのは奇跡なのです。会社員のうちはそ有り難みが分からない。

市場で勝負しようと思うのであれば、自分自身が市場でいくらの値段がつくのか?をまず会社員のうちにやってみることです。

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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