時代を越える原理原則と向き合う

時代に流されない「原理原則」を経営者に突きつけるメディア『縮尺』。理念経営のための確かな「物差し」を、フラクタル社メンバーが思考の現場からお届けします。

日々徒然

全てに会話に「意図・背景」

僕が会社員になってビジネスの基礎を作ってくれた人は、
直属の上司ではなく同じチームのリーダーとなった先輩でした。

当時の僕はまだまだ青く、
会社内の周りの人たちと全く会話が成り立たない日々に苛立ちを感じていた。

それは僕があまりにも抽象的な会話しか出来ず、
「そもそも論」の話にすごく気が行ってしまうという性格だったからだと思うのです。

その先輩は、僕のことをすごくわかってくれていた。
今の僕があるのは、彼がいたからだと言っても過言ではありません。

当時、僕の思考の背景をちゃんと汲んでくれて、
周りの人たちとの通訳をやってくれていた。

その抜群に優秀な先輩がいたからこそ、
全ての事象に対して僕は「なぜ?」「どうなる?」というコンサル的な思考
(というか物事の本質を考える思考)を得ることができました。

でも、僕が経験を重ねてきた社会人3年目の終わりの春に、
その先輩は独立しました。

コンサルタントとして独立、成功する人の思考習慣

実は2年目くらいから同じチームで働くことはなくなり、
全く違うタイプの人たちと仕事をするようになったことが、
その後の僕の転機となったのです。

意図・背景を汲んでくれる人は稀

最初の先輩が優秀すぎて、
僕はその人との会話の基準が当たり前だと思っていました。

むしろ、そうじゃない人の会話は
「え、何言ってるの?この人・・」ということも多く、
会話が成り立たないなら話さなくても構わないと思っていたのです。

でもそれは、僕の方が間違っていたのだと、
後になってすごくポジティブに思うことができました。

その先輩は京大法学部出身の超優秀な人だったのですが、
上で書いたように僕の全ての会話の意図・背景を汲み取った上で
本質的なコミュニケーションをしてくれた。

それは「相手に伝わる伝え方」よりも、
そもそも「どのように考えるのか」という点において、鍛えられた。

それは1つ目のステップとしてとても大事なことでした。

でも、一周回ってその次に重要なのは、
いろんな人と適切にコミュニケーションを取れるようになる"ということです。

適切なコミュニケーションとはつまり、
相手の立場を汲んで相手の言いたいことが分かるとか、
こちらの言いたいことを齟齬なく伝えられるとか、そういうことです。

僕はそれを考えるようになって初めて、
意図・背景を汲んだコミュニケーションをしてくれる人というのは、
世の中では稀なのだという(今考えると当たり前のような)事実に気づきました。

そこから僕のコミュニケーションの原則は、
全てにおいて「意図・背景を聞く、伝える」という1点になりました。

自分の言いたいことをいう時は、
「結論」+「その意図・背景」のワンセットです。

相手の話を聞く時は、
最大限に相手の意図と背景を聞くようにします。

合言葉は「すべての会話に意図・背景」です。

さん、はい!

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神里優斗

最後の泥沼までお付き合いいたします。事業開発コンサルティングを行うフラクタル株式会社の代表取締役| 時代を越える原理原則と向き合うメディア「縮尺」編集長|

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