時代に流されない「原理原則」を経営者に突きつけるメディア『縮尺』。理念経営のための確かな「物差し」を、フラクタル社メンバーが思考の現場からお届けします。
自分の強みは圧倒的な格上にしか聞いてはいけない

僕の前職では、定期的に
「あなたのやりたいことはなにか?」「それが仕事やスキル開発にどう繋がるか?」みたいな
キャリア面談的な要素を含んだ目標設定が、3ヶ月に1回あったのだけど。
その面談を会社の上司とやるというのが、
最初の頃はあまりにも苦痛だった。。
「冗談でしょ」と思っていたけれど、
結局入社して6年弱、その習慣があって、
今では良かったなと思っている。
僕は30代で自分で事業をやると決めていたけれど、
それを30代の先輩や上司に相談するというのは、僕の中ではあり得なかった。
だって独立も転職もしたことがない会社員に、
なんで独立の相談をするのか?
一度もモテたことがない人に、
「女性を口説くには」「その後に持っていくには」という
相談をしているのと同じではないだろうか。なんとも不思議な話。
これがまた会社の中だと皆真剣に
「将来事業をするためには、こういう経験が必要なのではないか」と
教えたがるような補欠の先輩がたくさんいたわけで、
途中から面白がってその話に乗っていた。
結局、僕に事業や独立や経営(的な)アドバイスをした人たちは、
ずっと同じようなことをしている。
不思議な話ですね。皮肉じゃないよ。
自己分析なんて、同じレベルでやっていたら完全にアウト。
市場から見たらほとんど変わらないって。
自分の強みとか、キャリアの相談とか、
そんなのは圧倒的な格上にしか聞いてはいけない。
興味本位で同レベルの人の話を聞いてみるのはダメではないけれど、
鵜呑みにしては絶対にいけない。反面教師にするならいいと思う。
僕が前職のキャリア面談とか目標設定で、
一番学んだ価値あることは「スキルや専門性で勝負してはいけないのだ」ということ。
みんな口を揃えて
「スキルを磨く」とか「これができるようになる」とかいうけれど、
それは人や会社に使われる人の発想。
まあある意味正解なのだろうけれど、
自分で事業をしていくことを考えるのであれば、
使う側の発想にならないと絶対に闘えない。
世に出ている人たちというのは、
言わないけれど全員わかっている。
自分は人を使う側にいるのだということ、
ようは「搾取する側」だということを覚悟してやっている。
会社単位で見ると、会社の強みというのは、
賢い人たちが会議室でSWOT分析とかやっているのはダメ。
客観的な視点が絶対に必要だし、
幹部だけにヒアリングしてもうまくいかない。
一番顧客に近い人や現場の人たちの息を抜いた本音というのが、
その会社の未来なのだから。
ちなみに、誰も教えてくれなかったけれど市場から学ばされた僕の強みは、、
その結果、今ここにいます。
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